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Konica AIBORG
ツーリングの友だった Konica AIBORG

一眼レフは何やらやりたいことをできるようにするには、オプションが必要な機種がほとんどで、また、学生にはとても高価なものだった。
バカちょん35mmで撮りたい写真の限界を知り始めたころ、そんな一般人の為の救世主のように現れたのが、KONICA AIBORG。
SF好きでもあった私は機能より形に惚れてしまった感は否めない。
しかし、使ってみると、一般人的ちょっといい写真を撮ってみたいぞ人の私にはちょうど良いカメラだった。

Konica AIBORG(コニカ アイボーグ)
Konica AIBORG
「ちょ〜〜かっこいい」と当時思った^^
20100909
 アイボーグは1991年にコニカが出した、35-105ミリ ズーム 未来的超多機能コンパクトカメラです。

 アイボーグの売りは「ムービングターゲット」という機能です。
 正に言葉のとおりAFフレームを左右に振る事が可能なんです。
 ボディ背面にあるレバーを左右に動かす事でAFフレームを中央から左右2ステップづつ動かす事が可能です。
 夜景などを撮る際にカメラを固定しているとき、三脚の位置を動かすことができないようなシチュエーションでフォーカスロックをなかなかし辛いとき非常に役に立ちました。

 一眼レフを所有することができない者どもには、風景撮影で「一度決めたフレーミングを変えずにフォーカスポイントを中央以外にしたい」時などとても助かりました。

 多くのコンパクトカメラに採用されている機能はほとんど網羅されています。
更にスポット測光。
 テレビ撮影モード。
 ハイライトコントロール(本機ではホワイトバック撮影モードと呼ばれる)
も備えています。

 更に更に同時代の一眼レフでもオプションのコントロールバックがないと使えない高度な技も持っています。

 多重露出は最大39回。当然連写(秒2駒)との併用可能で、簡易連続(イージーマルチと呼んでいる)モードも搭載。
 長時間露出は最長100時間(電池持つんでしょうか?)。
 そもそも100時間の露出が必要なケースがあるんだろうか(そんなデータの写真など見たこと無い)。
 インターバル撮影も最長100時間(コンパクトカメラで100時間‥‥あぁ頭が痛くなってきた)。

 ファインダーもAFフレームを移動させるとファインダーのフレームマークも連動して左右に動くのは当然として素晴らしいのは下部に大きな距離表示があること。
 しかも簡易的なゾーンマークじゃなく、きちんとしたメートル表示でピントが合うと液晶で矢印が表示されるという凝ったしろもの。

Konica AIBORG(コニカ アイボーグ) まず凄いのがストロボとファインダーおよび測距窓をまるごとカバーしているアクリル製キャノビー。
宇宙船のコックピットを髣髴とさせる実に未来的だ。
ファインダーの前に余計なカバーを掛けるから当然ファインダーの見えは悪くなる。
長い間、屋外で使っていると何やらゴミが付着してどうしても気になるようになる。
しかし、カバーは簡単に外せるので清掃は至って簡単。
 
Konica AIBORG(コニカ アイボーグ) そしてレンズカバーがまた物凄い。
実物を見るまではレンズだと思っていたんだけど、これが実はブラック半透明の球形アクリルなんだわさ。
しかも同心円状にフレネルが切ってあって光の加減でレンズのコーティングが渦を巻くように見えるのだ。
確か子供の持っているポケモン図鑑に似たようなキャラクターがいたにゃあ。
何を考えているんだコニカ、こんな意味の無いギミック大好きだぞ。

ボディの正面やレンズ回りは一昔前にベンツなどで流行ったダイヤモンドブルーブラック仕上げ。テカテカキラキラはバブル時代のディスコみたいだ。もうくらくらしてしまう。

 
Konica AIBORG(コニカ アイボーグ) おでこには翼を広げた大鷲のようなシンボルマークが燦然とついている。
やったぁ!ショッカー マーク
しかしよく見るとニワトリの様にも見えるのだ。
しかもムービングターゲットを操作すると、中央にセットしたときにおなかの部分が赤く光るんだぞ(左右にセットしたときは、マークの両脇が赤く光る)。ロック・オン的な
しかし、操作している本人はほとんど見ることがない・・・

シンボルマークの後ろにはAF一眼レフクラスの大型液晶パネルがある。

 
  そしてやっぱり一番の肝は全体のシルエット。
アイボーグというのはアイ(眼)とサイボーグを合わせた造語なんだろうけど、機能的にはサイボーグでも外観はサイボーグには程遠くて、プレデターというか正しく火星人。

一体誰が企画したのか解らないけど、上層部はよくこんなデザインを採用したと思う。
アメリカ向けなら何となくわかる気がするが、国内発売のゴーサインは誰が出したんだ?
どー考えても売れません。
私は、手頃なお値段でそれ相応の性能が、とても気に入ったので、1台壊して(落としたら分解した)もう1台買った!

過去数多のカメラが世に出たけど、ここまで既存のスタイルを打ち破ったというか常識から逸脱したスタイルの(しかも全く格好悪い)カメラは多分二度と出る事は無いのだ。
だからこそ保護したかったんだよね。
 
ただ、ツーリングなどで持ち運ぶにはちょいとかさばる、凝った写真を撮ろうと思わなければ、あの頃幅を利かせていた使い捨てカメラで十分だったりしたのだった・・・しかぁし、田舎の夜の風景の中に佇むオートバイを取るときなどは、そんな使い捨てカメラでは思い出は残せないのであった

 
 
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